2024.03.05
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『ドンコ穴』って、どんな穴?
「ドンコ穴」と聞いて、何を思い浮かべますか?
「どんこ」といえば、傘の開いていない肉厚な干し椎茸。
「ドンコ」といえば、西日本で見られる淡水魚だったり、東北で見られる海水魚だったり。
ドンコの……穴?
ドンコ穴は、ルーズリーフや伝票をバインダーに綴じるための穴のこと。
または、穴を一直線上に連続であけていく穴あけ加工のことを言います。
なぜ「ドンコ」と呼ばれるのかは、
昔の穴あけ機械で穴をあける際に出た音が由来であるだとか、
淡水魚のドンコの模様がドンコ穴に似ているからだとかなど、諸説あるようです。
そんなドンコ穴には規格が定められていて、
穴のサイズ(直径)は6mm(±0.5mm)、穴の間隔は9.5mmになります。
東京ビジネスでは、基本的な穴のサイズは6mmです。
一般的な穴の数は、A4サイズであれば30穴、B5サイズであれば26穴。
綴じ穴は、2穴パンチも広く使われていますが、9.5mm間隔の穴では、2穴パンチタイプの穴間隔(80mm)とは合いません。
多穴バインダーと、2穴パンチバインダーのどちらでも綴じられるようにするには、部分的に穴のサイズを8mmと大きくします。
これはルーズリーフによく見られる穴加工です。
製本加工の「ドンコ穴」のご紹介でした。